分岐、繰り返し

分岐 -If文-

分岐とは、プログラムの流れを変えることです。
普通プログラムは上から下に進みます。分岐は条件によって流れを変えます。
If文を使うことで、分岐を使えます。
If 条件式 Then
  真の時の処理
[Else
  偽の時の処理]
End If
もし○○なら××して、そうでないなら▲▲する。といった意味になります。
よく使う条件式を載せておきます。
条件式意味
a=baとbが等しい
a<baよりbが大きい
a>baよりbが小さい
a<=baがb以上
a>=baがb以下
a><b または a<>b aよりbが
式1 AND 式2式1と式2が成り立つ
式1 OR 式2式1と式2のどちらかが成り立つ
NOT 式式が成り立たない
実際にIf文を使ったプログラムです。
#console
#include<vcrt71.sbp>

Dim x As Long
Dim y As Long

printf(Ex"1つ目の数値を入れてください。\n")
scanf("%d" , VarPtr(x))

printf(Ex"2つ目の数値を入れてください。\n")
scanf("%d" , VarPtr(y))

If x > y Then
    printf(Ex"xのほうが大きいよ\n")
Else
    printf(Ex"yのほうが大きいよ\n")
End If
Elseの文を省略することもできます。
#console
#include<vcrt71.sbp>

Dim x As Long

printf(Ex"数値を入れてください。\n")
scanf("%d" , VarPtr(x))

If x > 50 Then
    printf(Ex"xは50より大きいです。\n")
End If
1行にまとめることもできます。
If 条件式 Then 真の時の処理 [Else 偽の時の処理]
このとき、処理は1行しか書く事はできません。
複数行の処理のときは最初にあげたIf-EndIfの文を使います。
'前略

'1行ですむことはこっちが楽。(End Ifが不要)
If x > y Then y = x Else x = y

'1行でかけないときは必ずこうする。
If x > y Then
    y = x - y
    x = x - y
    y = y + x
End If

'後略

繰り返し -For文-

繰り返し処理を行うときはFor文を使います。
For 変数=初期値 To 終値 [Step 増分]
  処理
Next [変数]
変数に初期値が代入されます。
変数の値と終値を比較して、変数の値が終値以下であれば、Nextまでの処理を行います。
Nextまで進むと、変数に増分が足されます。増分省略時は増分が1になります。
変数と終値の比較まで戻ります。

実際のFor文を使ったプログラムです。
#console
#include<vcrt71.sbp>

Dim c As Long
For c=1 To 10
    printf(Ex"%d:%d\n" , c , c * c)
Next
基本的な使い方は簡単です。
次に配列を使った例です。特に意味はありません。
#console
#include<vcrt71.sbp>

Dim c As Long
Dim x[10]
For c=1 To 10
    x[c] = c * c + x[c-1]
Next
printf(Ex"%d\n" , x[10])
配列の添え字を変数で指定することで、機械的な計算が簡単に行えます。

ForとIfを使って配列の中から最大値を見つけるプログラムです。
#console
#include<vcrt71.sbp>

Dim max As Long
Dim c As Long
Dim d[10] As Long
For c=1 To 10
    printf(Ex"%dのデータを入力してください。\n" , c)
    scanf("%d" , VarPtr(d[c]))
    If max < d[c] Then max = c
Next
printf(Ex"最大値は%d番目の%dです。\n" , max , d[max])