Fラン専用経済学ノート 第2章
日本経済の戦後のあゆみ
戦復興のための経済政策
実物面では1946/12に閣議決定された傾斜生産方式→鉄鋼と石炭に重点的に資金投入
金融面では金利規制、業務分野規制、内外市場分断規制
↑
急速な近代化によって資本が十分蓄積されなかったので、間接金融が発達した。
ドッジライン:インフレを収めるためドッジさんが考案した実施策のこと。
供給量が少なかったので、お金を渋ることで、インフレ解消。
シャウプ勧告:税制を整理した。
朝鮮特需:1950/6、朝鮮戦争での特需で経済成長した。
高度経済成長期:1950後半から70年代初頭
初期は企業の旺盛な設備投資、
後期は輸出伸長によって日本の経済規模は1968に米についで第2位になった。
完全雇用経済になった。
1955年に保守合同によって自由民主党が発足、社会党の統一によって、二大政党時代になった。(五五年体制)
この時期は人口構造の若さと賃金の安さ、終身雇用慣行によって高度経済を促進したらしい。
ブレトンウッズ体制:1944/7
金1オンス=35ドル
1ドル=360円の固定
↓
1971年に金とドルの交換が停止。1ドル308円に切り上げ。これをニクソンショックという。
第4時中東戦争で石油価格が高騰。第一次石油危機がおこる。
これによって、お金が回らなくなる。政府は赤字になる。
金融自由化の声が大きくなる
金融自由化:
金利の規制緩和
金融機関の業務規制緩和
など
1980/12外国為替及び外国貿易管理法の改正→対外取引の自由化
82/4新銀行法→証券業務の規制緩和
1984/5日米蔵相共同声明
日米円ドル委員会によって
1. 2-3年以内の大口預金金利の自由化
2. 短期の居住者向けユーロ円貸付の自由化
3. 外国銀行単独での信託業務進出の許可
4. 外国銀行による国債ディーリング業務の許可
などが発表された
バブル:
円高によって得た利益は企業によって土地投機に使われ、土地が値上がりした。
1990年に大蔵省が土地取引に関する総量規制の通達を行った。
土地の値上がりを予想してそれを担保に金融機関は貸付を行ったので多額の不良債権をのこした。
金融ビッグバン:1996金融システム改革のこと。
・フリー:市場の自由化
・フェア:透明な公正な市場
・グローバル;国際的な市場
ウインブルドン効果の可能性もあり
ウインブルドン効果=海外の企業が目立ってしまう現象
Q1:社会情勢の大幅な変化や石油危機などで従来の規制では対応できなくなった。
政府は大赤字。になっていて、自由化の声も大きくなってきた。
Q2:バブルは土地を買う人がいることが前提となって値上がりを予測することで成り立っていた。
大蔵省がそれを規制することで崩壊した。
Q3:金融ビッグバンはより自由化を推し進めるもので、世界へ開くものであり、
利用者の便益の拡大、日本企業の市場競争力の強化を目的としている。